「家事は家にいる時間が長い人がやるもの」
こんな風に考えている人が多いのではないでしょうか。
家事は仕事と同じような「労働」なのです。
こんにちは!しーけんです!
今回は、家事についての考え方について書いてみました。
今回の記事を読むことで、家事の認識を変えることにつながれば嬉しいです。
それと同時に、大変な思いをしている方の苦労を少しでも楽にできれば幸いです。
共働き世代が増えている関係で、家事をしながら働くのが普通の時代になっています。
家事を担当するのは主に女性という家庭が多いと思います。
周りを見渡せば、全てを上手にこなすスーパーキャリアウーマンが、そこかしこにいるのではないでしょうか。
そんな中で心配なことが・・
家事って、片手間でできるほど簡単ではないんですよね。
私も家事全般をやっているので分かります。
家族の幸せのために頑張っても、身体やこころが壊れてしまっては意味がありません。
家族のみんなが幸せになるようなシステムを考えていきましょう!
家事は無償でできるほど簡単ではない
女性の家事を時給換算してみました
平成28年社会生活基本調査(総務省)によりますと、
女性の1日平均の家事時間は約3.5時間
になるということです。
そして現行の家事代行サービスの業界最安値が時給約1500円らしいので、それを考慮して私なりに計算してみました。
女性の家事月給は、ざっくりですが
3.5(時間)✕1500(円)✕30(日)=157,500円
となります。
これはもはや、パートさんの月給と同じレベルですよね。
家事の対価がなく、評価されない現状
家事だけで15万もの対価の仕事をこなしつつ、本業でも同程度以上の給料をもらっている方。
もはや複業で成功していると言えます。
しかし実際は、そんなものはない・・と思います。
家事に対する対価がなく、周りから評価されていないからです。
人には承認欲求という、周りから評価されたい願望があります。
周りや社会に認められて、その対価をもらえるからこそ、辛いことでも頑張れるのです
家事と仕事をこなすハイスペックな能力を持っていても、
・あたり前だと思われて、感謝されない
・家事は無償だと思われていて、対価がもらえない
こんな状況が続けば、家事をするのが辛くなりますし、精神的にも参ってしまいます。
さらに悪いことに、
・家事は自分で選ぶことができない
・家事には休みが無い
どんなに辛くても、やめることもできません。
無報酬で年中無休・・・・
もしこれが当たり前の状態になっていたとしたら・・
とんでもないブラック労働ですね。
家事は立派な労働だという認識が必要だと思います。
・労働環境を整えること
・仕事に見合う対価を与えること
これらをもっとよく考えるべきではないでしょうか。
家事は「行う」のではなく、「管理する」もの
身近にある「家事」というブラック労働。
この労働に対して、どう立ち向かっていけばいいのか・・それは
こう考えることだと思います。
女性が必ずやらなくてはいけないものだという固定観念に囚われると、家事に対してネガティブな考えしか浮かばなくなってしまいます。
家事は管理するものだと考えれば、第三者視点で、
「行う」・「機械化する」・「省略する」・「依頼する」
などの選択肢を選ぶことができるようになります。
人の意志ではなく、システムで解決できること6選
一昔前は、「花嫁修業」という名目で家事を一通りできるようになる習慣があったようです。
現代に「花嫁修業」というものがあるとすれば・・・
「IT・機械を使ってシステム化すること」
だと思うのです。
システム化・機械化することで、
システム化・機械化ができると思われるものをいくつか紹介します。
食洗機
家事の管理者としてまず取り入れてほしいのが食洗機です。
多くの家庭では1日2食は家で食べる習慣があると思います。
少なくとも1日2回は食器を洗う必要がありますね。
1ヶ月でいうと60回、1年では720回以上です。
この分の家事を機械が代行してくれると考えれば、楽になりますよね。
洗濯乾燥機
洗濯乾燥機も、家族がいる世帯であれば、ぜひ取り入れた方がいいと思います。
購入のコストはかかりますが、
・天気を確認する
・洗濯物を干す
・洗濯物をしまう
これらの労働と時間を節約することができます。
洗濯物をたたむ作業
乾いた洗濯物・・みなさんはどうしていますか?
私は、洗濯物をたたむのは「無駄」だと思っています。
それは、着るときに「たたんだ服を広げる」からです。
これって二度手間ですよね。
正直ハンガーにかけて保管するほうが便利だと思うのです。
タオルはさすがにたたむのですが、服はハンガーにかけるほうが楽だと思うのです。
料理をつくる
メニューを考えて、食材を買いに行って、料理をつくって・・
これって、かなりの労働だと思います。
そこでオススメなのは、メニューを固定してローテーションしていく方法です。
メニューを考える手間がなくなりますし、食材の買いだめもできて便利です。
私の場合は、一人暮らしなのでかなり自分本位なメニューにしています。
家族分を作る場合でも、メニューを増やせば彩りや新鮮さは感じられると思います。
方法はこちらの記事を読んでみて下さい。
モノを減らす
家事を減らすのに一番有効なのは、家のモノを減らすことだと思います。
洋服も少なくすれば保管場所も小さくできます。
ラグやカーペットを減らせば、掃除も楽になります。
何よりモノが少ない環境のほうが、気持ちも開放的になります。
断捨離して、時間と気持の自由を手に入れましょう!
詳しくはこちらの記事を読んでみて下さい。
→モノを減らすことで得られる幸せ。気持ちと時間の自由を手に入れよう。
家事代行サービスを利用する
家事をすべてこなす生活では体力・気力がもたない方、
パートナーに頼ることができれば解決するかもしれません。
でも、人の意志は簡単には変わりません。
そんな方は、「家事代行サービス」を利用してみるのもありだと思います。
家事をするよりもバリバリ仕事で活躍したい主婦・主夫の方もいると思います。
「やらなければいけないから」という理由で、自分の得意なスキルを捨ててしまっているのは、とてももったいないと思います。
そんな方は「家事代行サービス」を利用してみましょう。
家事から解放されることで、得意な「仕事」に注力することができると思います。
女性は家庭を守るべき・・という古い考えは捨ててしまいましょう。
まとめ。家事の負担で苦しむ人を減らせる社会に
警察庁の自殺統計によりますと、
2020年の自殺者は2万919人
前年よりも増えたそうです。
増えた層のひとつが、同居人ありの女性の層です。
・外出自粛の影響で家族が家にいる時間が増えたこと
・それに伴う家事の負担が増えたこと
・気持ちのリフレッシュできない閉鎖的な日々が続いたこと
これらが原因だと言われています。
家事の負担をお母さんだけに任せていては、もっと生きづらい世の中になってしまう気がします。
男女平等の思想と共に、家事を立派な仕事と考えることが一般的になってほしいと思います。
そして、
この事実も忘れないで下さい。
お金は増やすことができますが、時間は増やせません。
多くの女性が、家事の「管理者」として生き生きと生活できる世の中になることを願います!
それでは、また!