こんにちは!しーけんです。
「知識なら動画で充分じゃない?」
今回は、こんな疑問についてお答えしたいと思います。
私自身は、電子書籍の読書が日課というか、読書が生活の一部になっているくらい読書をしています。
そんな私から見た読書とは、
今回の記事では、
・読書から得られるもの
・「本を読むこと」と「動画を見ること」の違い
・読書を楽しむ方法
この内容について解説しています。
この記事を読めば、「読書する人は人生で成功する」と言われている理由が理解できると思います。
あなたの読書習慣を始めるお手伝いができれば嬉しいです。
娯楽としての読書は楽しくない
正直言いますと、娯楽としての読書は楽しいかどうかは微妙です。
なぜなら、娯楽には強力なライバルが多すぎるからです。
・YouTube、Netflixなどの動画コンテンツ
・Twitter、InstagramなどのSNS
・ゲーム
・ショッピング
・友達や家族と共に過ごすイベント
これらの強力な娯楽に比べると、読書のほうが楽しいと言う人は少数派でしょう。
教養としての読書も、他勢力に押されがち
では教養としての読書なら楽しめるかというと、これも他に強力なライバルがいます。
それは、YouTubeのビジネスチャンネルなどの動画コンテンツです。
動画コンテンツの中には、本で得られる知識を分かりやすく解説してくれるものもあります。
動画であれば、「移動しながら・通勤しながら」など「ながら時間」に知識を学ぶことができます。
何かと忙しく時間が足りない現代です。
人は「早く」「手軽に」見られるコンテンツを求めます。
「時間がかかる」「文字だらけで分かりにくい」読書は、誰もが楽しめるコンテンツとは言えないのかもしれません。
それでも、読書をすると人生が変わる
では、最終的に読書は動画には勝てないのかと言われると、まったくそんなことはありません。
動画を観るのではなく、読書することでこそ人生が変わるのです。
動画は「観戦」、読書は「体験」
先ほども述べましたが、動画は受け身でも見ることができます。
言ってみれば、動画は「観戦」なのです。
自分自身は観客の立場で見ているにすぎません。
そのため、得られる知識も「観ている側」の視点での知識にとどまります。
逆に、読書は「体験」だと言えます。
実際読書で登場人物に感情移入している時の脳は、体験しているときの脳と近い動きをしているという話もあります。
動画を観ているだけでは学べない深い知識も、読書であれば学ぶことが可能なのです。
動画では「読解力」・「思考力」・「想像力」が鍛えられない
例として、今読んでいる小説の一部分を載せてみます。
建物を背にして辺りを眺めた。
街道を渡った先は崖地だ。崖の先は青い海が広がるばかり。
風が起こす葉擦れの音と波の音以外、耳に入ってくるものはない。
なんとなく情景が浮かんできましたか?
一方、動画の場合はこの情景を写真一枚だけで一瞬で表現します。
先ほどの文章の描写も、
こんな画像だけで一瞬で表現できるのです。
便利な反面、想像力や思考力の出る幕はありません。
文字も使わないため、読解力も鍛えられないのです。
読書する人は「文字 → 画像」の変換はできます。
ですが、動画しか観ない人は「動画 → 文字」の変換ができないのです。
動画を観る場合は、情報の処理が追いつかない
前述の通り、動画とは「一瞬一瞬の高密度な表現の連続」です。
言ってみれば、私たちは次から次へと高速で静止画を読み込んでいるのです。
さらに、同時に音声ファイルも読み込んでいます。
便利である反面、情報の密度が濃すぎて理解が追いつかないのです。
動画を見終わったあと、
こんな経験はありませんか?
これこそ、理解が追いついていない動画視聴と言えるでしょう。
有名な経営者やインフルエンサーが解説している動画はもちろん参考になります。
ですが、その方々は動画で学ぶだけでなく、多くの時間を読書に費やしています。
読書から得た知識や学びがあるからこそ、深い教養が身についていると言えるでしょう。
動画は知識提供よりもエンタメ性・PV数が重視されている
本の要約チャンネルなどの動画は、本の要点をうまくまとめていて分かりやすいものです。
ですが…その要点は「動画の投稿者にとって重要な要点」だけがピックアップされているに過ぎません。
・「面白い・有益だと思ってもらえるか」
・「PV数につながるかどうか」
最重要なことは、この2つだと考えられるのです。
そういった投稿者のフィルターを通してまとめられているため、本の一部分しか紹介されないのです。
動画を視ただけでは、重要な内容を見逃していることも充分にあり得るのです。
さらに、動画を視るのは受動的な学びです。
「受け身の学びは、自分の知識になりにくいもの」と言えるでしょう。
後述する「読む技術」を用いる能動的な学びをしている人と比べると、知識量や成長に大きく差が開いてしまうでしょう。
動画やネットで得られる情報は消費でしかない
近年ではネットであらゆる知識を得られるようになりました。
ゆえに「わざわざ本を読まなくてもネットで読めばいいじゃん」
という考え方をする人も増えています。
ネットで文章を読むとき、私たちは「読者」ではありません。
「消費者」なのです。
「読書する人だけがたどり着ける場所」より
ネット上で文章を読むときは「おもしろくない」「分かりにくい」と感じたらそのページを離脱します。
次々にページを選んで情報のつまみ食いをしてしまうのです。
このように知識を「消費」しているだけでは、積み重ねができません。
そして「消費」なので、身につかずに忘れてしまうのです。
その結果、
このような知識の浅い状態になってしまうのです。
知識が浅い人は、一つひとつの知識が離れ小島のようになっていて、なかなかつながりません。
「読書する人だけがたどり着ける場所」より
一方で読書をする人は、知識を体系的に知ることができるため、広く深い知識が身につきます。
そのため教養のある、深い知識を持った人に近づけるのです。
楽しむための読書とは?
深い学びが得られることはわかっても、読書というコンテンツが楽しくない事実は変わりません。
そんな読書を、少しでも楽しくするにはどうすればいいのでしょうか。
読書したその先に「やりたいこと・なりたい姿」がはっきりイメージできていれば、ハードルの高い読書も続けることができるようになります。
例えば私の場合は、読書して学んだ事をブログにアウトプットするという目的があります。
ブログを書くという目的のために読書をしているので、苦になりません。
新しい知識を得ることは、その分ブログの質を高めることができるので、むしろ楽しいと言えます。
読書すること自体を目的にしては、続けることはできません。
読書することで「読む技術」を身につけることができる
が
読書…特にビジネス書や自己啓発書から得られるものは知識だけではありません。
私が本を読む時に最も注目しているのは、実は「目次」。
目次をみて、どの章を読むべきか、どの章の内容が自分の欲しかった内容なのかを見極めるのです。
そして、読みたい章から読みはじめます。
この順番で読むこともあります。
ビジネス書や自己啓発書は最初から順番に読む必要はないのです。
この「読む技術」は、多くの知識人・成功者と呼ばれる人たちがみんな使っている方法になります。
まとめ。読書をする人は社会人でも上位の人になれる
今回は、「読書をする楽しさとは何か」について書いてみました。
・娯楽としての読書は楽しくない
・教養としての読書も、楽しさでは動画のほうが上
・動画は「観戦」、読書は「体験」
・動画では「読解力」・「思考力」・「想像力」が鍛えられない
・動画を観る場合は、情報の処理が追いつかない
・動画コンテンツは、投稿者にとって必要な内容に改ざんされている
・動画やネットの情報は知識ではなく、消費になる
・楽しむための読書とは読書の先になる「理想の姿」をイメージする
・読書することで「読む技術」を身につけることもできる
読書は、読み始めるのも続けるのもハードルが高いものです。
ですが、読書から得られるものは多く、読書することで間違いなく生きやすくなります。
こんなデータがあります。
読書することで、社会人の中でも知識のある上位の人になることができるでしょう。
あなたの人生の充実のためにも、ぜひ読書を始めてみてください。
今回の記事を書くにあたって、こちらの書籍を参考にさせていただきました。
それでは、また!
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