読書から学ぶ「生きる意味・人生の目的」について

こんにちは!しーけんです。

 

生きる意味が分からなくなってしまいました

今年で大学4年になります。

やりたいことはないのですが、とにかく就職して生きていくと思います。

でも、そこに生き甲斐というか、生きる意味を見いだせるか心配です。

生きていて良かったと思えるようになるでしょうか?

 

この問題で悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

この哲学的とも言える問いかけに、簡単に答えることは難しいことです。

周りの大人に聞いても納得できる答えを教えてくれることは少ないでしょう。

 

「明確な目的を持って生きている人はごくわずかしかいない」

と私は考えています。

今回は、いくつかの書籍を参考にしつつ「生きる意味」について書いてみました。

生き方・考え方の参考になれば嬉しいです。

 

 

生きる意味を「探す」のが間違い

 

生きる意味が分からなくなった時、人はどうするのか。

その答えを探して、見つけようとします。

その行動が間違いだと思うのです。

生きる意味は「探して得られるものではない」のです。

 

そんな簡単に見つかるものではないし、瞬時に理解できるもののはずがありません。

 

しーけん
そんな簡単なものならば、誰も悩まないですから

生きる意味は「会得する・極める」という言い方のほうが合っていると思います。

修行のようなものです

 

面倒だし・頭を使うし・キツイことなのです。

ゆえに多くの人は取り組まない。

取り組んだとしても、万人に共通する答えなどない。

明確な答えが存在しない理由は、ここにあると考えています

 

特にZ世代と呼ばれるデジタルネイティブ…(生まれたときからパソコン・スマホに触れている世代)の若い人は、

分からないことは「検索する」のが当たり前になっています。

 

検索して答えが見つからない問題に直面すると、悩みから抜け出せなくなりがちなのです。

 

 

生きる意味を簡単に教えてくれるものもある

 

簡単には見つからない「生きる意味」ですが、実は教えてくれるものがあります。

それは「占い」です。

 

どう生きればいいかを簡単に教えてくれるため、多くの人が占いに傾倒しています。

 

占いはいわゆる迷信にまみれているのだが、

利用する側はそんなことは考えもしないというか、自分で考えるという努力をはなから放棄し、ただ占いの示す曖昧な示唆にすがっているにすぎない。

『生きるための哲学』より

 

占いは迷信であり、ハマりすぎると占いなしでは生きていけなくなる。

このことを知ってか知らでか分かりませんが、占いは今も大人気です。

外れも大きく、時間もお金もかかるのが占いです。

 

楽なほうに流されるのではなく、「会得する・極める」ことが自然な生き方になるという考え方が広まってほしいと思うのです。

 

 

日本で生きる意味を見失いがちな理由

 

日本人は、生きる意味…とくに幸せを見失いがちな国民だというデータがあります。

2020年の世界幸福度ランキングでは、日本の順位は58位。

先進7カ国(G7)では圧倒的な最下位でした。

 

幸福度」は生きる意味にも直結する考え方です。

なぜこんなに低いのかという原因のひとつに「宗教」があります。

日本人の大多数は無宗教です。

信仰する宗教を持つべき!と言い張るわけではありません。

ですが、信仰により考え方の芯を持つことは生きる上で救いになります

 

いつも同じ一つの観点から物事を見ようとせず、あれこれと他の観点を参考にしたりする人はゆらぐことが多い。

しばしば、迷う。判断ができずに悩む。

一般的には、宗教がこの観点の固定点となる。

だから、信仰が救いになる。

『生きるための哲学』より

 

学校教育では道徳や信仰についてあまり教えてくれません

そのため無宗教である多くの日本人は、道徳や信仰について考える機会がないのです。

 

・自殺者が多い

・自暴自棄になって事件を起こす人がいる

これらが増えているのも、信仰や道徳が希薄になったがゆえの問題のような気がしているのです。

 

2020年の時点で、世界には

キリスト教  24.4億人

イスラム教  19.5億人

ヒンドゥー教 11.6億人

仏教        4.9億人

 

これだけの信仰者がいるというデータもあります。

世界的に見れば、特定の宗教を信仰していない人のほうがマイノリティー(少数派)なのです。

 

 

書籍から学ぶ「生きる意味」とは

 

私が生きる意味を深く考えるようになったのは、精神的な病で休職になったのがきっかけでした。

普通に生活したのであれば、おそらく考えることはなかったはずです。

 

生きる意味を考えること」は日常生活から切り離されている…

ある意味、特別なことだとも言えるでしょう。

だからこそ価値があるのです。

 

本を読むことは、生きる意味を考える手助けになります

私が読んで考えさせられた内容をいくつかご紹介します。

 

「ワンサイズの答えなど最初から存在しない」

わからないからこそ、自分が生きてみる価値が見いだせるというものだ。

他人ではなく、この自分が生きてみて初めて、昔から言われてきた幸福だの心理だの永遠の美だといったものの回答内容を自分の人生をもって埋めることができるからだ。

『生きるための哲学』より

 

 

 

「人生のゴールとは」

あなたの人生の最終ゴールは、『あなたの苦手を克服して、苦手があったことを忘れること』です。

ゲームの主人公キャラクターの目線から見ると、

あなたの苦手を克服』=ラスボスである 魔王を倒す

苦手があったことを忘れること』=ラスボスである魔王がいたことを忘れるくらい平和な世界を作ること

となるわけです。

『人生はゲーム: ありのままならうまくいく』より

 

 

 

「本当の幸せの意味とは」

質の高い人間関係の構築」です。

自分自身が質の高い人間になること。

そして人から与えられるのを待つのではなく、まず自分から与えようと心がけること。

仏教における慈悲心の教えに通じています。

『ひとりの「さみしさ」とうまくやる本』より

 

 

 

「人生の目的とは」

私たち人間が生きている意味、人生の目的はどこにあるのでしょうか。

最も根源的ともいえるその問いかけに、私はやはり真正面から、

それは心を高めること、魂を磨くことにあると答えたいのです。

『生き方』より

 

 

稲盛和夫さんのこの考え方は、今でも私の考え方の糧になっています。

 

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さいごに。生き方を探す旅というのは正しいかも

 

今回はいくつかの書籍を参考にして「生きる意味」について書いてみました。

・生きる意味は「会得する・極める」もの

・占いは自分で考えることを放棄した人がハマるもの

・宗教は道徳や信仰について学ぶ機会になる。そして信仰は救いになる

・4冊の本から学ぶ「生きる意味」について

 

生き方を探す旅に出る!

 

映画やドラマなどでこんなシーンがあります。

ある意味で正しい行動だと思います。

生きる目的や生きる意味は、検索したところで見つかりません

日常生活の中から得ることも難しいと思います。

時間をかけて経験することや体験することで、ようやく会得できるものだと思うのです。

 

」というものはひとつの例えです。

旅をするのと同じように迷いながら考えながら、勉強・学び・練習・積み重ねをすること。

その先できっと自分なりの生きる意味を見つけられると思います。

 

身近にあって誰でもできることは…「読書」なのです。

ぜひ、そのことを頭の片隅におきながらこれからの人生を歩んでいってほしいと思います。

今回の記事が、生き方や考え方の参考になれば幸いです。

それでは、また!

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