この記事では現代の労働環境が引き起こす問題と「休職」について書いています。
同じような悩みを抱えている人の手助けになればと思っています。
こんにちは!しーけんです。
毎日忙しくはたらいていると、どうしても心身共に疲れてくるものです。
毎日の睡眠や休日で疲れを癒やすことができればいいのですが、負担が大きい場合は疲労が蓄積してしまうことも。
大きすぎる負荷を負い続けると、やがて「はたらくことができない状態」まで追い込んでしまう危険性があります。
最悪の場合、突然倒れて入院。
後遺症が残ることにもなりかねません。
その後の人生に大きく影響します。
そんな状態になる前に、自分の身体と心をまもる行動をとりましょう。
病院に行くことはもちろんですが、
「部署異動を願い出る」
「休職する」
「退職して療養に専念する」
といった行動を起こすことも必要な措置だと考えています。
今回は特に「休職」という選択肢の重要性について書いてみました。
私の実体験を踏まえての考え方になります。
会社員の人には役に立つ内容だと考えていますので、ぜひ読んでみて下さい。
突然会社にいけなくなったとしてもなんとかなる
はたらけなくなるまで自分を追い込んで長時間労働してしまう人というのは、「真面目で責任感が強い人」が多いといいます。
私もどちらかといえばそんなタイプでした。
そんな人たちに伝えたいのは
という事実です。
はたらきすぎで体調を崩して病院に行き「うつ病」や「適応障害」などの症状で休職の診断がでた時、真面目で責任感が強い人は
と言って休むのを嫌がる人が多いそうです。
でもそんなことはないので安心してください。
それなりに会社も仕事もまわっていきます。
人が抜けたとしても仕事をまわしていくのが会社の責任なのです。
一人が抜けて会社が機能しなくなるのであれば、それは会社の運営方法が間違っているのでしょう。
そうはいっても、一人が抜けた穴を埋めるために他の社員の負担が増えるのは事実です。
でも…会社も仕事もなんとかなるのです。
心身を病んでしまった時に、最優先で考えたいのは休養をとることです。
そして自分自身に向き合う時間をつくるべきです。
私は自分の経験からこのように考えています。
休職という選択肢について
「うつ病」「適応障害」などと診断されると、まずは療養のため休職するように医師から伝えられます。
休職にあたっては「診断書」が必要になりますので、書いてもらえるはずです。
診断書をもらうことで、法的に認められた休職に入ることができます。
私は、休職を大いに利用すべきだと考えています。
自分のためだけに使える大量の時間を得られるのは、ひょっとしたら人生の中で休職期間だけかもしれません。
病気の療養に使うことはもちろん必要ですが、ぜひ自分自身と向き合う時間に使ってほしいのです。
「真面目で責任感が強い人」は、うつや適応障害と診断されること、
そして「休職」で会社に迷惑をかけることに対して抵抗がある人が多いかもしれません。
そんな考えはいったん捨て去りましょう!
日本に住んでいる人であれば最優先で従っていいのです。
休職期間は人によってバラバラです。
1ヶ月、3ヶ月、人によっては1年など。
私も1年休職したことがあります。
表面上は治ったと思っても、急に悪化することもあります。
復帰を焦るよりも、じっくり療養に専念するのがいいと思います。
前述のように、自分のためだけに使える大量の時間を得られる機会はそうそうありません。
人生の土台をつくる気持ちで、腰を据えて挑みましょう。
実家で生活している場合や家庭を持っている人は「周囲の目」があるので休むことに理解を得るのが大変かもしれません。
家族にはきちんと状況を説明しましょう。
そうは言っても「休職」というものはまだまだ一般的ではないため完全に理解されないかもしれません。
家族も、どんなアドバイスや協力をすればいいのか分からないことも考えられます。
効果のあるアドバイスをしてあげられなくても大丈夫です。
「見守る」だけで充分なのです。
近所の目が気になるかもしれませんが、人は他人のことは案外気にしていないものです。
それに今なら「リモートワーク」「転職活動中」も珍しくないので、聞かれたらそう言ってみるのもいいかもしれませんね。
休職中の生活費はどうする
はたらくことが困難になって休職に入ったとしても、急に生活費に困ることはないです。
勤務年数にもよりますが、1ヶ月程度であれば「有休消化」することで額面通りの給料を受け取ることができます。
その後の休職期間は給料こそもらえませんが、代わりに「傷病手当金」をもらうことができます。
傷病手当金は会社からではなく、会社が提携している健康保険組合から支給されます。
この手続きはこちらから申請しなくても、一般的な会社であれば総務担当が手配してくれるはずです。
一人暮らしの生活費程度であれば、傷病手当金でまかなえると思います。
倹約することが条件にはなりますが…。
お金の心配もないので、安心して療養に専念しましょう。
傷病手当金や休職については、詳しくは後述するメンバーシップにて書いていこうと考えています。
休職や社会復帰に役立つメンバーシップのご案内
休職やそれに伴う療養となった場合、業務や人間関係といったストレスからは解放されます。
ですが「何もすることのない時間を持て余す」「何をしたらいいのか分からない」などの別の不安がでてくるものです。
治療や心のケアはかかりつけの先生に診てもらうことができます。
そうは言っても日常の詳しい過ごし方までは教えてもらえませんし、そういった参考例もなかなか見つかりません。
下記のメンバーシップ「社会復帰応援コミュニティ」では、休職中の過ごし方・やっておきたいことなどをメンバーシップ限定で公開共有しています。
休職・退職・休学からの社会復帰が目標!うつ・適応障害などのメンタル疾患で苦しんでいる人の役に立つ情報を発信するコミュ…
コミュニティはnoteというプラットフォーム上で運営しております。
私自身がnoteを利用して毎日情報発信を行っていますので、どんな考えを持っているか知りたい人はぜひ投稿記事を読んでみてください。
まとめ。安易に判断せずに休職するのがベスト
今回は「休職」という選択肢の重要性について書いてみました。
・突然休んでも、会社はなんとかなる
・どんな状況になっても仕事をまわしていくのが会社の責任
・とにかく休養をとることだけに集中しよう
・休職中は自分自身と向き合うことを意識しよう
・休職の診断書は「国からの辞令」
・休職中でも「傷病手当金」が支給される
・「社会復帰応援コミュニティ」の紹介
「うつ病」「適応障害」などの診断で、はたらけなくなった時に、
と考えてしまう人がいます。
責任感があるがための考えだと思いますが、これはやめたほうがいいでしょう。
自主退職の場合は、もらえるはずの傷病手当金がもらえません。
お金の心配に悩まされることになります。
そしてなにより、心身を病んでいる状態での判断は正しいとは言えません。
冷静で慎重な判断をするためにも、休職期間は必要なのです。
焦ってその後の人生で同じ失敗を繰り返すのであれば、一度じっくり治療に専念して立て直すべきだと思うのです。
日本は「年金問題」「老後問題」が何かと話題になっています。
将来の不安は尽きません。
その一方で、「弱者」に対する社会福祉は世界トップレベルで手厚い側面もあります。
ぜひそんな一面も利用して人生について考えてみてください。
今回の記事が生き方の参考になれば嬉しいです。
それでは、また!
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